市民と科学者の内部被曝問題研究会(略称:内部被曝問題研) Association for Citizens and Scientists Concerned about Internal Radiation Exposures (ACSIR)

内部被曝に重点を置いた放射線被曝の研究を、市民と科学者が協力しておこなうために、市民と科学者の内部被曝問題研究会を組織して活動を行うことを呼びかけます。

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2012.4.22  第一回総会・記念講演・シンポジウム開催

名誉会長・肥田舜太郎さんの渾身のメッセージ

市民と科学者の内部被曝問題研究会

総会・記念講演・シンポジウム

● 日時:2012年4月22日(土)11:00-18:30

● 場所:東京都江戸川区総合文化センター

● 総会

  1. 開会宣言・黙祷・議長選出:高橋博子
  2. 開会挨拶:澤田昭二
  3. メッセージ紹介:矢ケ﨑克馬(双葉町長・井戸川克隆大熊町生活環境課長・石田仁子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク代表・佐藤幸子ふくしま集団疎開裁判弁護団・柳原敏夫)、ドイツ放射線防護協会(セバスチャン・プフルークバイル、インゲ・シュミッツ・フォイエルハーケ)
  4. 報告と議案紹介:田代真人
  5. 報告と議案の質疑・採決:生井兵治(会則・活動計画・財務計画・役員・定款)
  6. 総会 特別決議1:「野田政権の『原発再稼働』策に怒りを込めて反対します」採択
  7. 特別決議2:「子どもの命を守るために全力を!! 何を成すべきか?」採択
  8. 部会分科会会議: a. 健康被害/医療部会、b. 汚染・環境実態調査検討部会、c. 疫学・物理・生物・化学的研究部会、d. 政治・経済・法律・哲学思想を含む歴史と背景研究部会、e. セミナー・出版検討部会
  9. 閉会

● 記念講演:14:00-14:30 肥田舜太郎

肥田舜太郎
記念講演・肥田舜太郎(KTV葛飾市民テレビ USTREAM 動画配信へ)

● 記念シンポ:14:35-18:30

内部被曝問題研究会 記念シンポジウム
記念シンポジウム(葛飾市民テレビ USTREAM 動画配信へ)

内部被曝問題研究会シンポジウム総合討論葛飾市民テレビ USTREAM 動画配信へ)

司会:松井英介・西尾正道
シンポジスト:澤田昭二(物理学者)「放射線内部被曝研究の現状と課題」
矢ケ﨑克馬(物理学者)「内部被曝の基礎」
大沼淳一(市民放射能測定センター)「食の安全、データの正しい評価」
岩田渉(市民放射能測定所)「フクシマの第一線から」
山田真(小児科医)「子どものいのちを守るために」
堀口信(内科医)「遠隔地で福島からの避難者に寄りそって」
柳沢裕子(内科医)「相談現場から」
坂井八重子(内科医)「ミナマタからフクシマへ」
石田伸子(子ども全国ネット)「フクシマからの声」

総会・記念講演・シンポジウム報告

 ACSIRは現在、正会員280人で、総会出席正会員数は83人、委任状85人でした。総会にあたって、会の方針としてお互いに「さん」で呼び合うこと、年齢・性別・職業・肩書きを超越した、平等な立場で放射能問題を研究し、解決に向かうことを確認しました。また、総会決議の他、特別決議「野田政権の『原発再稼働』策に怒りを込めて反対します」を採択しました。

 総会後半に出席会員全員が5つの部会に分かれて、活動方針・内容について活発な議論を交わしました。最も希望者の多かった健康被害/医療部会には若手医師の会員も参加し、早速、医師と市民が協力してネットカルテ・システム構築の相談が始まりました。今後、各部会はMLで連絡しあいながら、それぞれの分野で放射能問題解決に向かって協力するネットワークが構築されます。

 記念講演では、肥田舜太郎さんが気迫のこもった講演を行いました。是非ネットでご覧下さい。シンポジウムでは各分野の方々が問題提起をし、課題を語り、実りあるシンポジウムでした。

 メディアも多数取材に来ていました:「中国新聞」「生協流通新聞」「しんぶん赤旗社会部」「地球の子ども新聞」「KTV葛飾市民テレビ」「原水協通信」「ウィメンズ・ステージ」、映画配給社「アッププリンク」「IWJインディペンデント・ウェブ・ジャーナル」

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